なんとなくお金の不安がある
どれだけ貯めても不安が消えない
この記事ではこんなお金の漠然とした不安を解消する方法をお伝えします。
この記事を書く筆者はこんな人👇
筆者のプロフィール
●2,4歳育児中の30代ママ
●お金の勉強/投資歴7年目
●FP,資産運用検定取得
●家計管理と投資で,5年で0→3000万を達成
そんな私も,お金の不安が常につきまとい,
お金があるなし関係なく,一生節約してたり,1円でも多く貯金しようと頑張っていました。
でもどれだけ貯めてもお金の不安は消えませんでした。
そんな私の漠然とした不安を解消したのが,
ミニマルライフコストです。
この記事では,お金の管理初心者やズボラさんにも真似しやすいよう,丁寧にミニマルライフコストについて解説していきます。
記事は3分で読めます。
目次
ミニマルライフコストとは
自分や家族が健康的に食事をし,快適に眠る場所を確保した状態で生きていくために必要な最低限のお金のこと。
要するに,
もやし生活,家無し生活のようなことはせず,健康的に生きていくための最低限のコストを指します。
なぜこれを知ると,お金の不安から解放されるのか?
極端な話をすると,
毎月の収入が,ミニマムコストより1円でも多ければ餓死することはないし,生活していけるということになります。
例えば,月30万円のお給料で,ミニマムコストが15万なら,そこまで仕事にコミットしなくても生きていけるということです。
実際には,子供の将来の教育費に向けて貯金しないと~とか,老後資金が心配などあるかと思いますが,
それも,先ほどの例であれば,本気を出せば月15万貯金できるということになるわけです。
生きていくうえでの最低コストを知っておくことで,色々な試算が出来るようになり,
未来の漠然としていた経済不安が見える化されていくのです。
これにより,不安が解消され,次にとるべき行動が明確になります。
自分のミニマルライフコストを知る手順3STEP
①まずは普段の支出を知る
家計簿をつけましょう。
今まで付けてなかったって場合は,最低1か月分でも問題ないです。
毎月「何に」,「いくら」使っているのかを知る必要があります。
ちなみにズボラな私のおすすめ家計簿はマネーフォワードによる自動入力です。
紙家計簿,アプリ家計簿,Excel家計簿全て試しましたが,
どれも上手くいかず,唯一続いたのがマネーフォワードでした。
②『必須』かどうかで分類する
ミニマルライフコストに娯楽は含めません。
健康的に生活するために必須のものなのかどうかを自分の価値観で判断し,分類していきます。
一般的な考えを重視するのではなく,自分や家族がどうかで考えてください。
ミニマルライフコストは自分たちのための計算です。
自分の価値観で考えることが大切です。
③年単位で計算し,月コストに換算する
毎月ではない不定期の支出もあるため,必ず年単位で計算し,それを12ヵ月で割ることで月のミニマルライフコストを算出します。
これまで家計簿をしっかりつけていた人は,昨年分を振り返りながら,不定期支出も生活に必須のものは含めていきます。
(直近1か月分の家計簿で対応する方は,ここはある程度想像になります。
全く想像つかない場合は,月の生活費の1-2か月分を年間不定期支出として組み入れると良いです。)
年間のミニマルライフコストが分かると,それを12分割して月コストを算出しましょう。
これが,ミニマルライフコストです。
ミニマルライフコストを知るうえでの2つの注意点
01.極端にミニマルにしすぎないこと
リアルが知れないと意味がないので,自然体で計算しましょう。
ミニマルライフコストが低いからいい,高いから悪いというものでもありません。
リアルを算出してください。
02.人と比べないこと
当たり前ですが,人それぞれ,価値観・家庭状況が異なります。
ミニマルライフコストが人と比べて高い/低いを判断するのはなんのメリットもありません。
もし比べるなら自分の収入が良いです。
手取りに対して,ミニマルライフコストが高いのであれば,
収入をあげるか,コストを下げるとより安心できますし,
人生を充実させるために使えるお金が増えるということになります。
ミニマルライフコストを知るメリット3選
① 自分の基準が出来,安心感が得られる
自分が生きるために必要なお金が分かると,
これからどんなお金の使い方をしたらいいのか,
本気になればどれだけ貯めていけるのかが分かるので,
これからの行動の仕方が明確になります。
そしてそれは,誰とも比べない自分にとってだけの基準なので,
自分軸でお金の使い方を考えられるようになります。
小さいころから植え付けられた世間の当たり前や他人からの見え方から解放され
『他人はこうかもしれないけど,自分はこれでいいんだ』と
自信をもってお金を管理できるようになり,これは安心感に繋がります。
② 新たな挑戦を後押ししてくれる
何かに挑戦するとき,もっとも不安になるのは,
「失敗したらどうしよう」
ってことですね。
さらに,そう思ってしまう多くが経済的原因であることも。
自分が生きるのに困らない生活コストを知っておくことで,
ここまでは使っても何か月生活していける。
という風に,明確に数字で出るので,
漠然とした経済不安がなくなり,新たな挑戦を後押ししてくれます。
③ 贅沢や無駄がすぐにわかる
最低限の生活費を知ることで,
良くも悪くも,贅沢や無駄が一瞬でバレちゃいます(笑)
ただ,たまの贅沢や,日々のご褒美など,
人生を豊かにする,モチベーションや気分を高められる投資的な支出は大歓迎です。
一方で,自分の管理不足などによる無駄払いや,よく考えずに使ってしまった無駄遣いは
徹底的に無くしていくことをおすすめします。
何時間も働いて手に入れた貴重なお金だと思うので,
せっかくなら有意義に使ったほうがいいです。
浪費・消費・投資に関する考え方は
こちらの投稿を参考にしてみてください。
「消費」「浪費」「投資」の違いは?どこか満足しない感情の原因はここだった!
↓↓↓
https://miitoblog.com/spending-kinds/
ミニマルライフコストを下げるポイント2つ
01.借金を早めに返済する
住宅ローン,車のローン,奨学金の返済などの固定費は,ミニマルライフコストに大きく影響を与えます。
この固定費を下げることで,ミニマルライフコストを下げられます。
02.モノを減らす
モノが多いとメンテナンスが必要なものも多くなり,出費になります。
モノを少なくしておくことで,管理するものも減り,ミニマルライフコストを下げられます。
まとめ
ここまでミニマルライフコストについてお話してきました。
「いくらかかるか分からない」が漠然としたお金の不安の原因です。
ミニマルライフコストで,「これだけあれば生きられる」と分かり,不安が解消されます。
さらに,ミニマルライフコストを知ることで人生の自由度が上がります。
私も自分の家庭のミニマルライフコストを知ってから,心にゆとりが出来,
収入に変化はなくとも生活の充実度が上がりました。
ミニマルライフコストを知ることで,お金の不安が解消されるだけでなく,
・安心感が得られる
・新たな挑戦を後押ししてくれる
・贅沢や無駄がすぐにわかる
といったメリットもあります。
ミニマルライフコストを知り,お金に振り回されない人生に,
皆様の人生がより充実したものになるよう,
お役に立てると幸いです。